大地震!その時、向陽台は?

  話変わって、建築基準法は、1978年の宮城県沖地震の経験を踏まえて、 1981年(昭和56年)に大改正が行われ、1987年(昭和62年)に入居が始 まった向陽台地区の建物は、耐震性に配慮した、この新基準法に従って建 てられおります(その後、建築基準法は、1983年の日本海中部地震、1993年 の北海道南西沖地震、1995年の阪神・淡路大震災を経て、2000年(平成12年 )に、さらに耐震性を強化した法に改正されております。
  向陽台の住宅は強固な岩盤の上に建てられている訳ではありませんが、耐震性にすぐれた 1981年の基準法に則って建てられておりますので、大地震によって部分的 破損が生じるとしても、建物全体が倒壊するような事態は避けられると考え て良いかと思います。
  さて、地震の第一撃で建物が崩れないとなると、次の心配は火事です。
  大地震で火事が発生しても、消防自動車が消火に駆けつけ てくれるという幻想はきっぱりと捨てたほうが良いようです。
  その頃は、木造住宅の多い稲城市旧市街のほうぼうで火の手が上がっていることで しょうから、限られた人員と車両の消防隊は、氣は焦っても、ニュータウン 地区にまで手が回り兼ねる状況でしょう。
  自分の住まいと生活は自分の手で守る。われわれの自主防災組織がただの張子の虎か否か、真価が問われる時 でしょう。
  災害はどのような様相を呈するのでしょうか、次号で想像をめぐらしてみたいと思います。(つづく)



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